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私と果実酒の出会いは、今から30年程になりますが、作曲家の団伊久先生のエッセイ「パイプのけむり」を愛読しており、そのなかで果実酒の話が面白く、とくに先生が作られたカリン酒が元首相の吉田茂が気に入られ、ブランデーの100年物と交換した逸話があった。それまで梅酒しかしらない私も興味をもち、チャレンジすることになった。はじめは、身近にあるものからはじめた。近くの酒屋やさんは、頻繁に焼酎を買いに行く私ども夫婦に、大層驚かれていた。そして、1.8Lの容量の入るビンを買い求めた。酒を造る木の実,果物、花等を入手するため大忙しになった。時には、信州の黒姫、妙高高原に採取に出かけたり、北海道、九州等で集めたもので仕込んだ。.物によって、 糖分の量,酸味を加えるためのレモン等のバランスにより、酒の出来栄えに影響をあたえた。一二年経過すると酒瓶に分けて。貯蔵した。そこでそのための瓶集めも大変悩ましいことだった。 私の果実酒での気に入りは、花はバラ酒,きんもくせい酒ハナマス酒,果物では、カリン酒、白桃酒、ビワ酒、 コケモモ酒、等などですが、最盛期には70種類近くを仕込んだ。ちなみに、当時は約200種類程は可能であった。 その後、仕事の関係で二回関西に転勤になり、その引越し対応にも大汗をかいた。保管と移動ということに、いろいろな障害があり、縮小することのなった。なかには経年とともに劣化していくものもあり処分した。 果実酒つくりは、私にとっては、人生のうち30数年の付き合いであり貴重なそして思い出豊かなものとなった。 時には、日経新聞で、私の趣味というところで紹介されたり、所属するロータリークラブで試飲会を行い皆さんによろこばれた。現在手元には20数種があり、時折友人が来宅のとき、食後酒として楽しんでいます。 |
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